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indiedev太郎

UE4のLODまとめ、Simplygonについて

4.14以前のLOD、Simplygonを使用して自動生成したり手動インポートしたりしていたのだけれど、SimplygonがMicrosoftに買収されて一時ダウンロードできなくなったり、UE側にデフォルトでLOD生成機能がついたりそもそもLODにバリエーションがありすぎるなど色々なことになっていて、まとめました

UE4 4.16.1


現在Simplygonは必要なのか

4.14以降、UE4側にもStaticMeshの自動LOD設定が実装されたため、この機能に限っては特にSimplygonは必要ではなくなった
しかし、SkeletalMeshでの自動LOD生成、HLOD、MergeAssetsでのProxyMeshReductionなど、Simplygonのインストールを行わないと使えない機能(主にMeshReduction部分)があるため、最適化をきちんと行いたい場合は現在でもSimplygonがあると便利


Simplygonのインストールにより増える機能

Management and LODGroups StaticMeshEditorでのLOD自動生成、LODGroup周りの機能追加、4.14以降はSimplygonなしで使用できるようになっている
Skeletal mesh LODs SkeletalMeshEditorでのLOD自動生成、あくまでも頂点数のリダクションのみで、ボーンのリダクションを使いたい場合はオリジナル(SimpolygonUI)を使用する必要がある
Hierarchical Level-of-Detail HLODのProxyMesh生成をSimplygonに渡し、Remeshを行う機能、Remeshが必要でないならUE4単体でHLODは使用可
Level streaming LOD ワールド合成使用時、それぞれの構成レベルに対してLODを生成
Actor merging デフォルトのActorMergeに加え、ProxyMesh(Remeshされたモデル)の生成が可能
Replacement volumes Simplygon Replacement volumeというのを設置してなにやらやるらしいけれど4.16現在見当たらないので不明、Simplygon有料プランだとUE4のAdvancedな機能が使えるとのことなのでそれっぽい?

Simplygon Unreal Engine 4 Integration


Simplygonのライセンシーとプラン

Simplygon Studios

Microsoft買収以前は、多額の売上の場合のみRoyaltyが発生であったが($25K以上は2%)、なにやら現在は完全に無料と書かれている
また以前は無料プランでは、ひと月に変換できるメッシュ数に制限がありなどしていたけれど、現在はその制限も無いぽく、有料プランとしてはバージョン固定、カスタマーサービス、オフラインでの使用可などがあるだけのようで、要は完全に無料で使えるぽく大企業~といった感じであります


Simplygonのインストール

UE4でSimplygonを扱うには、SimplygonSDKのインストール、UE4へのSimplygonインストールを行う必要がある
インストールについてはこちらにまとめました

余談
Simplygonのインストール、プラグインをインストールという感じではなく、UE4でロックされたSimplygon提供の関数やクラスを有効化するためのライセンス登録みたいなことをやっているっぽい、
SimplygonSwarmが立ち上がって云々などはしておらず(4.14以前はしていたような…)、ソースみても何やらそんな感じになっている
4.14で実装されたStaticMeshの自動LOD生成というのも、以前はSimplygonのライセンスが必要だったものが、これだけはなくても使えるようになったみたいな話っぽいんだけれど、誰も触れていないので触れません


UE4でのLODまとめ

以降Simplygon導入済みUE4における、LODっぽい機能のまとめです
Simplygon導入によりアンロックされる機能の場合は明記

Mesh

Editor

Level

ParticleSystem

Material